bouldering-noteのブログ

そーだいなるボルダリング

杉並5qクライマーになるためには - 5q 強化月間

 前回から1ヶ月半。 5qはまだ登れてないが手応えを感じれるところまでは来た。 前回狙っていた赤5q、あと一歩というところで貼り変わってしまったが、もう少しで登れそうという手応えは感じた。

 5qチャレンジと並行して6qを埋めることをやっているのだけど、貼り変わったばかりでチャレンジ出来得ない課題もあるが、7/13の6qは登れた。 先月は全く刃が立たなかっった課題に「あれ?久々にやったらシュッと出来たな」みたいなことが最近続けてあった。

 この成長の勘所をメモしておく。

本当の意味でのスメアを覚えた

 壁を蹴るという意味がわかってきた。 踏ん張るんじゃなくて蹴る。 これによって逆足のホールドに載せてる方が足が踏ん張れる。 作用と反作用なわけだけど、スメアで蹴ることで逆足が踏ん張れる。

 アンダーのときにも似たようなことを感じた。 あのときは引っ張ることで立つ、って感じだったが原理は同じように思う。 これによって、バランスが取れる状況が圧倒的に増えたし、足の力を活かせるようになった。

 これは前回のYosemite、赤5qをやってて身についた感覚なのだけど、これが他の6qを触るときにも好影響を与えてる。 逆に言うとこれが出来てなかったからクリアできない6qがあったのだなと思う。

ダイアゴナルがわかってきた

 基礎的な動きなのだけど、8qとか7qを登るときに意識してたらできるようになってきた。 これによって「体に負担をかけずに登れる」って感覚がわかってきた。 おかげで6qも踏ん張るのでは無く、スッと登れる課題が増えた。

 ダイアゴナルがわかって来て、確実に腕、指の負担は減ったのでボルダリングの回数も増やせるようになった。 正しいムーブが出来ると体の負担が少ない。 逆に無理しているときはムーブが良くない。

 その視点で振り返ることを覚えたので同じ課題を何度も登れるようになった。 特にアップの8qや7qを登るときは気をつけるようにしてる。

骨盤を立たせる感覚がわかってきた

 骨盤を立たせるのはバレエのようなまっすぐになること。 クライマーズバイブルで言う「黄金の三角形を意識する」ということと同義でもある。 黄金の三角形、意識してても寝てしまっていた。 黄金の三角形が寝てしまうと、骨盤が寝てしまう。 骨盤が寝てしまうと尻が落ちてしまい、足が踏ん張れない。 これは斜角があるカブリな壁などでは顕著に出る。

 これが出来てなかったのでカブリが全然出来なかった。 が今は7qは普通に登れるし、6qもいくつかできるようになった*1。 足をしっかり使えれば、カブリでも体重を支えれるし、そのためのコツが骨盤を立たせることだなと思った。

 骨盤を立たせるコツは普通に直立する時、お尻に力を入れて胃を持ち上げるイメージ。 プランクをやってるときに近いかもしれない。 これを日常生活でも気がつけば実施するようにしてる。

 例えばこのブログを書いてる最中も意識をしてるし、通勤の歩行中も意識している。 すると少しづつ姿勢が良くなるし、登るときも意識できるようになってくる。

 同時に複数のムーブのことを意識するのは難しいので、自分にとって簡単な課題で何度も意識することが大事だけど、骨盤の話は日常でも試せるので意識改革で向上できる。 より骨盤の動きを意識できるようになると下半身の分離もできるようになるはずだと思っているので継続して頑張りたい。

5qをクリアするために必要なこと

 一番は重心のコントロールだと思う。 ボルダリングは物理なので、物理の法則を意識して重心をコントロールする必要がある。 7qなんかはホールドに素直に従っていると重心が自然といい感じになる。 6qはひとつ、ひとつ丁寧に重心をコントロールするとクリア出来る。 5qはシンプルだけど複合的な重心移動や瞬間的な重心移動が求められるなと思う。

 そこでコツを掴むと多分「あれ?なんで今まで出来なかったんだろう?」ってなるやつだろうなとは思ってる。 なのでまずは重心移動を意識しながらトライしていきたい。

まとめ

 牛歩かもしれないけど確実に進捗をしてるなとは感じる。 本格的に初めて3ヶ月ちょっとくらい。 今は週2~3位で安定してるし、やっぱやればやるだけうまくなる。 次女もボルダリングを始めたし、負けじと頑張っていきたい。

 ということで今月中には5qを一個はクリアしたい。 Yosemiteの黄色5qと赤5qが今のところ狙い目。

*1:先月は全然できなかった

セルフ5qチャレンジ技術力評価会

 6qを初めて登れるようになってから1ヶ月ちょっと。 この間に荻パンにある7qはすべて登れるようになったし、6qも複数登れるようになった。

 まだすべての6qを登れるわけではないが、5qにチャレンジしても良いだろうってことで5qチャレンジを実施した。

総評

虚無 of 虚無。 まったくもって全然登れない。 スタートは出来る。2~3手は進めれる。しかし核心と思われるところで全く手が出ない… どれくらい手が出ないかというと全く手が出ない。

 他の人で登ってる人をみると「理論はわかるがなぜか出来ない」みたいな感じ。 この辺が他の登れてない6qに共通する課題があるのだと思う。 荻ぱんの6qはセッター側の意図がちゃんとあって、それをこなせるとスッと登れる。 そういう意図をまだ身につけてないってことだと思う。

 一番できそうなYosemiteの5q赤をまずは継続チャレンジしながらも、6qをもっともっとやっていくことが必要。 6qチャレンジのときも最初は全く手も足も出なかったのでそういうもんだと今回は受け止めることが大事。

成長へのアドバイス

 フィジカルトレーニングよりは体重を落とすことと体の中心の筋肉をちゃんと使えることのほうが大事そう。 つまりムーブ。 ムーブを鍛えるために6qや7qを楽に登れるムーブを意識してやっていくのが大事そう。

 あとは動画を取るのが6qクリアに相当貢献したので5qでもそれを上手くやっていくのが大事。 複合的なムーブを必要とされるけど、複合的はつまり基礎の積み重ねなので積み重ねていこうな!

前回

bouldering-note.hatenablog.com

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ボルダリング初級者のステップアップグッズ

 今日は2本目の荻パン6q*1が登れて進捗出ました。 初心者から初級者くらいにはなってきたかなと思います。

 そんな自分が進捗につながったなぁと思う買い物をご紹介していきます。 まずは最初に靴を買って数を登りつつ、前回紹介した本を買うのがオススメなのだけど、その次のステップくらいの感じです。

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動画を取れるとムーブ改善が捗る

 つまりスマホスタンドを買いましょう。 カメラを買うとなると少しハードルが上がるけど、スマホで十分撮影できます。

 自分で撮影して動画を振り返るだけでも「思ってたのと動きが違う」と気付けて効果大ですが、インスタとかGoogle Driveとかで動画を共有して上手い人に見てもらうとアドバイスがもらいやすいくてオススメです。 またボルダリングのムーブチェック以外にも自分が登れた想い出も残っていくのでオススメ。

 まだまだ初心者なのに動画撮影はイキってるみたいで…と心配されてる人は無用です。 自分が登ってる時に撮影してる人を気にしますか?しないですよね。 ボルダリングで撮影してる人自体は珍しくないし、みんなも撮影することは重要なことだと理解してるので大丈夫ですよ。 「あの人、やる気有るな!」ってくらいでむしろポジティブに取ってもらえます。

 一緒に誰かと行ってる場合は撮ってもらうでも良いと思います。 そのうち、1人で行くようになってやっぱ動画取ってほしいなと思う日が来ます。 なので来る前から買っておいてそんが無いのでオススメです。

 ちなみに筋トレな時のフォームチェックでも使えるし、用途は多種多様なので損しにくいし、コストも安いという点でもメリットが高いですね。 自分はコレを使っています。

テーピングで怪我を防止する

 ボルダリングは怪我が避けては通れません。 通称「パキる」ですが、無いに越したことはありません。 前述したクライマーズバイブルにも怪我のケアの中でテーピングの話が出てきます。

 そこでテーピングは持参しておくと便利です。 そんなに高い買い物では無いし、手首や指のケアが出来るので登る頻度を増やしたい人にはオススメです。 自分は連日で登ってる時は指や手首にテーピングをしています。

チョークを使うと違う

 チョークは好みがあるだろうし色々あるけど使わないよりは使ったほうが握れるのは間違いないです。 色々使ってみたり、液体も粉を試したりすると良いと思うのだけどまずは最初はこの液体チョークがコスパが良いと勧められて自分はこれを使っています。

 アルコール入りで松ヤニは入ってないタイプなので匂いは気にならないです。 もっとグリップしたい!!って思ってから別のチョークを試してみるのがいいと思います。

 実際に使ってみると結構違うなと感じる事が多いですね。 ガバからカチに握る場所がシフトしてきたらチョークを使ってみるといいと思います。

まとめ

 ボルダリングの良いところは靴さえあれば、いつでも始めれるところです。 ジムの靴をレンタルするなら靴さえも要らないのですが、無いよりも有ったほうがもっと楽しくなるので上記のグッズも試してみてください。

*1:Yosemite 白6q 2020/07/02時点

ボルダリングにハマった人が最初に読むべき本

 一番最初は以下の本を読んだ。

 図解でわかりやすく基本的なムーブやその理由などが書いてある。 Kindleで買うと登りながら確認しながら読むのにスマホで済むので楽。 ページ数も160Pくらいで1~2時間もあればスッと読めるのではないだろうか。

 でいうと最初は使わないムーブの説明もあるのでそういうのはスキップして「こういうムーブもあるのか」とおぼえて置く程度にして、必要になったらまた読むのが良い。 すごく参考になったので最初に読むのは本当にオススメ。 どうやればいいかを知るだけで色んな改善が見えてくる。

もう少し踏み込んで知りたいときは?

 CLIMBERS BIBLE (以下クライマーズバイブル)がオススメ。

pump.ocnk.net

 上下巻セットで買うなら前述のスポーツクライミング教本は上巻とカブるところが多いのでなくてもいいかもしれない。 ただし、こちらはKindleが無い。 自分はシュッとみれるKindleとしてスポーツクライミング教本を見て、しっかり学ぶためのクライマーズバイブルと棲み分けている。

 特に下巻はトレーニングの仕方になっていて、筋トレの種類、例えばヘビーな筋トレから簡単なトレーニングまで幅広く書いてあり、初心者~中級者にはとても参考になる。 特に運動経験がない人なんかはアップやストレッチも細かく書いてあるので参考になるはず。 チェックシートがあって今の自分のフィジカルチェックもできるので良かった*1

 ボルダリングにハマったなと自覚してきた人、靴を買った後の本としてはとてもオススメなのでぜひこちらも買ってほしい。

CLIMBERS BIBLEは一冊にして成らず。
どこまでもクライミングを突き詰めたいアナタの為の上・下巻セット!!

【上巻】
- 第I章:登攀フォーム
- 第II章:ムーブ
- 第III章:フィジカル
- 第IV章:メンタル&戦術
- 第V章:コンペティション
- 第VI章:ケアとメンテナンス

CLIMBER'S INTERVIEW
堀創 / 小山田大 / 樋口純裕 / 倉上慶太 / 野口啓代 / 平山ユージ / 竹内俊明
A5版 フルカラー280ページ

【下巻】
- 第VII章:トレーニングを始める前に
- 第VIII章:体を整えるトレーニング
- 第IX章:フォーム・ムーブのトレーニング
- 第X章:クライミングトレーニング
- 第Ⅺ章:プランニング
- 第Ⅻ章:ウォーミングアップ

・COLUMN
スロベニア式トレーニング
・付録
目標設定シート / CFC記録シート / CST記録シート / クライミングレベル・チェックシート / プランニングシート / マイクロサイクルダイアリー 1month

A5版 フルカラー241ページ

pump.ocnk.net

*1:上巻にも関節の強度を測るチェックシートがあり、怪我のしやすさがわかる

ノボロック溝の口に行った

 初めての荻パン以外の壁を登った。 荻パンは大きいよって言われてたけどほんと大きいんだなって思った。 でも数人で登るには壁の数は少なくても良いのでその点は問題なかったし、狭いからこそ工夫された課題があって荻パンとは違う楽しさがあった。

やってみた感じ

 5qはオンサイトで普通にいける。 荻パン-2.5qって言うのはだいたいわかった*1

 4qも結構登れる。 かぶりがやっぱ苦手ってか体重がキツすぎるので全然やってないのだけどスラブとか軽斜面なら4qも結構クリアできた。

 一個だけスラブの3qがいけた。 ちょうど荻パンの6qで登ったようなバランスを取りながらフィジカルで頑張って登るところが似てて登れた。 これは荻パンの課題を超えたおかげ。

 逆に3qはそれ以外はクリア出来ず。 核心のところでなんとなくアプローチはわかっても全然思い通りにいかない。 ムーブが足りてないことがわかったのでしっかり練習が必要。

課題

 フィジカルが必要なやつは体重を落とさないと関節が悲鳴を上げる。 もちろんムーブも悪いのだけど肩、肘が何度かパキる寸前まで行った。 すぐ辞めて休んで落ち着いてからはフィジカルで危なかった同課題をやらなかったから今日のところは問題ないけど、やっぱ危ないので痩せるのは必要。

 それと合わせてスラブとかで足だけでバランスを取るみたいなのが苦手というのがわかった。 でいうと体の使い方がわかってないのだと思う。 どうやってバランスをとればいいか、体で理解する必要がある。 これは高さ関係ないので日頃からチャレンジしながら覚えていこうと思う。

ノボロック溝の口はスパがある

 セントラルジムの中にあるのでセントラルジムのスパが一緒に使える。 シャワーを浴びれるからアイシングできるし、風呂もある。 しかもサウナもあるのでヘビーに筋肉をいじめた日は厳しいけどサーキットとかで有酸素運動した後なんかは良さそう。

 サウナも好きなので一回で両方楽しめるのはすごい良いなって思った。

まとめ

 ノボロックは高さがない分、かぶりとかしないなら丁度いい強度だと思うので機会があればちょっと早めにいって長めに登るのをやろうと思う。

*1:荻パンだと7qがオンサイトで行けることが多い

荻パン6qクライマーになった

 今日ついに6qチャレンジ*1に成功した。 前回。

bouldering-note.hatenablog.com

勝因

 「足を使えると違うよ」ってアドバイスがすごく参考になった。 前回のボルダリングノートにも書いたけどこの感覚がつかめて道中の体力消費が圧倒的に減った。 あと乗るって感覚がワンランクアップした気がする。

 不安があって今まで踏めてなかったんだなぁと思うし、踏めるとワンラックアップできる。 まだクリアできてない7qがあって、一つはカブリではないのでちゃんと踏めるとクリアできそう。 他の7qで出来てないのも同じような本質のムーブに課題があると思うので、そういうのを積み重ねていくとランクアップしていけるはず。

 その先に新しい6qチャレンジもあるはず。   bouldering-note.hatenablog.com

今後

 上記にあるとおり、7qできてないのも多いし、6qは他はまだまだダメなので、繰り返しチャレンジすることが大事。 ただ体がまだまだ出来てなく、肘も完治してないので、連日登らずにレスト日を設けながら週4くらいで登りつつ、週末は夕方か休日の午前に長めに登るなどしてチャレンジしていこうと思う。

*1:Yosemiteの6q緑 2020/06/19時点

量は質に転化する

 週4くらいのペースで荻パンに行ってる。 ホントはもっと行きたいけど体が悲鳴を上げるのでレスト日を入れるようにした。

 特に左肘に痛みがあって、6qチャレンジしてる課題のプッシュ系が肘に良くないっぽい。 これは原因があって、足が使えてなくて上だけで登ってる。 そりゃ100キロを支えれば肘も悲鳴を上げるよな…

 ということで足を使えるようになりましょう!ってことで肘の負担も考えて、しばらくは7qサーキットをするようにした。 今まで結構フィジカルで登ってて、ムーブできてなかったんだなぁと感じる瞬間がある。 急に楽にになるというか。

 それを繰り返すと、今まで登れてなかった7qができるようなったり、楽に7q出来るようになったり。 体の使い方を覚えることがまずは筋力をつけるより先だなぁって思ったので頑張っていく。

 あと学びだったのは足は支えるじゃなくて壁に押し付ける。 壁に押し付けるためには腕で壁を引っ張る必要があって、なるほど引っ張る!って感じになったこと。 これで腕じゃなくて背中で引っ張ることができるし、足で支えることができる。

 この感覚は理解したけどまだまだ意識しないとできないので繰り返しサーキットをやっていこうと思う。 22日で荻パンのヨセミテが張替えになる。 そこまでには前回チャレンジした6qは超えたいからまずはしっかりムーブを身につける。

 体が重い今こそ、ムーブを覚えると体が軽くなった時に生きるはず。 今は物理的に上だけで登れないからむしろ丁度いいのかもしれない。

 ということでまずは量が質に転化するまでガンガン登っていく。